Yoo
2007年11月11日
13:33
自戒を込めて問題提起します。
売り手の皆さん、あなたはもしかして意図せず独りよがりなポスター作ってませんか?
自分の感覚では「理解できないはずの無い常識的な」表現でも、もしかするとあなたの隣人にとっては実はとっても意図が分かりにくく誤解を招きかねない表現かもしれないのです。
そのような観点で私がかねてから特に引っかかっているのが、パーミッションの□■表示なのです。
■Copy □Modify □Transfer
私だけでしょうか、■と□のどちらがYesでどちらがNoなのか、見るたびに混乱してしまうのは??
なんでも記号やアイコンにすればいいというものではないと思うのです。こういうのはきちんと文字で書いたほうがいいんじゃないのかな。
たとえばslexcangeでは次のような表記が使われています。
Permissions: Modify/Copy/No Transfer.
これなら誤解は少なそうです。
同じような使い方をされるアイコンで次のようなのも日本人の売り手さんは多用します。
○Copy
×Modify
×Transfer
これなら分かりやすく、問題ないだろうと思われるかもしれません。丸はよし、×はダメ、誰が見たってそうに決まってると。
ところが、これが分かりやすく感じられるのはおそらく日本人だけ。
英語版のWindowsや舶来のフリーウェアなど使った経験のある人は見たことあるでしょう。Yesであればxマークをつけさせるというインターフェースが存在します。その眼で見れば上の例はModify OK, Transfer OKであり、日本人の売り手が意図したのとは間逆な捉え方をされてしまう可能性があります。
この誤解を解く機会のないまま、Modify不可の商品を可の商品と思い込んで買ってしまったらどうなるのでしょうか? ○×表示は、そういうトラブルを非常に呼び込む危険性の高い表示だといえないでしょうか。
そんな外国人のことなんか知るか! という考え方はあるでしょう。
「俺は私はおなじみの日本人のお客さんに分かってもらえればそれでいいんだ! 」
それは裏を返せば
「誤解する一見さんのほうが悪いんだ!」
という論理になってしまいます。ブログの記事ならそのノリでもいいでしょうが、仮想とはいえカネをやりとりする取引においてそんなノリでは問題でしょう。それくらいならパーミッション表示などむしろ書かないほうがいいのではないかとさえ思います。ていうかわざわざ無理して英語表示にする理由がありませんね。