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Yoo
2007年4月生まれの25歳女性。創造主ともども新しい生き方を模索中です。
オーナーへメッセージ

2007年07月01日

本当なのでしょうか?

きょうソラマメ巡回中に見つけた一つの記事。児童誘拐にまつわるショッキングな事件が紹介されているのですが、素直に納得できない私がいます。

なぜ納得できないかを書いて見ます。

もしかしたらすごく罪作りなことをしようとしているのかもしれない。私が完全に間違っているかもしれない。そうだったとしたら深くお詫びしたいと思います。

http://asuka.slmame.com/e11146.html
6月のあたま、一人の少女が救出された。彼女の名前はクリスティーナ(セカンドライフ内アバター名)。東南アジアに生まれた彼女は5歳のときに誘拐された。それ以来14年間をイギリスのある地域に監禁され、売春行為などを強要されて暮らしていた。
彼女は水とパンだけで長い歳月を生き、もちろん教育もいっさい受けていない。病院のナースの話によると、ジュースが何であるか知らず、あえて水が飲みたいと言ったそうだ。彼女が助け出されたきっかけはセカンドライフだった。


http://slingweb.jp/?p=344

「通報したら一緒にとらわれている女の子を一人ずつ殺す」と脅され、自由にインターネットやSecond Lifeを使う事ができる環境の中、恐怖によって自分から助けを呼べませんでした。

彼女の言動に異変を感じたSecond Life内の友人たちは、彼女を問い詰め、彼女はようやく打ち明けることができました。アメリカの友人、ドバイの恋人たちはFBIに通報。彼女は救出されたのです。


事実とすれば痛ましいことです。

たしかに、幼児誘拐が世界各国で頻発していることは残念ながら事実でしょう。売春を強要されている女の子たちも確かに実在するのでしょう。

ですが、だからといってこの話を鵜呑みにしていいものか?

監禁して水とパンしかやらず教育も受けさせないような鬼畜人のもとで、セカンドライフで楽しく遊ぶなんていう機会があり得るものでしょうか? ご存知のとおり、それにはインターネット常時接続環境とそれなりに強力なグラフィック機能を備えたパソコンが自由に使えることが必要です。あなたがこの鬼畜人の立場なら、そんな自由をこの子に与えますか?

その上で彼女はリンデン社のホームページにアクセスし、パスワードやメールアドレスを登録する必要があるわけです。水とジュースの区別もつかないような学力でそんなことがこなせるものでしょうか? またなんとかアカウントを取得できたとしてもあの結構複雑なクライアントソフトを駆使して友達を作ってチャットしたり出来るものなのでしょうか?

捕らえられていたのがイギリスなのにFBIが出てくるというのも変。

その上、みんなでお祝いをしようとしている矢先に急死?

少し話が出来すぎているような気がしてなりません。



こんなことを書いて、ほんとに顰蹙ものかもしれませんね。

しかし、この話を信じた人々が次々この記事のコピペを繰り返して言った挙句、万一、これが誤報あるいはガセだったと判明したとしたら? それは世の中に本当に存在する幼児誘拐や人権侵害事件から人々の目を逆に逸らさせてしまうことになりませんか? それを考えると、私は私の中に生じた疑念を胸に納めておく気にはなれませんでした。

インターネット上でガセ話が広まっていった事件というのはこれまで何度もありました。不治の病に冒された少年の話とか。 今回の話は本当にそういうものではないのか? 自称クリスティーナちゃんが「目立とう精神」で適当にでっちあげた話が予想以上に反響を呼んでしまって、今更うそとも言えず「脳の損傷が元で死んだ」ことにして逃げたという可能性だって、(大変申し訳ないですが)かんがえられなくはないのです。 

私の疑念が間違っていたとしたら、これはものすごく失礼なことを書いていますね。でも、真偽を判断するには情報がまだ足らないのです。

こんなショッキングな事件、事実であるなら新聞記事の一つも探せ出せそうなものです。しかし、
Christina Dubayy|dubai "second life"
なんていうキーワードでググって見ましたが、最初の40件ほどを見た限り該当する情報がありません。もちろん私が見落としているだけかもしれません。しかし今のところ私にいえるのは、クリスティーナちゃんの話が真実であることを支持する材料を私はひとつも見出せないということのみなのです。

私は真実を知りたいと思います。 この件について、情報をお持ちの方がいらっしゃったらぜひコメント欄で教えてください。

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Posted by Yoo at 02:38│Comments(7)備忘録
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セカンドライフの隠れ家にて密かに生きてみる

きょうソラマメ巡回中に見つけた一つの記事。児童誘拐にまつわるショッキングな事件が紹介されているのですが、素直に納得できない私
Think! Think! Think!【Second Life Watch 2 【セカンドライフ ウォッチ 】】at 2007年07月01日 13:04
GENSOUにコメントをいただき、この事に関しても書いておいた方がいいと思ったので前回の補足(蛇足?)みたいな事を書こうと思います。GENSOUは右の天使 KASOUは左...
KASOU ~事実と真実~【とり頭の備忘録】at 2007年07月01日 16:08
この記事へのコメント
私もこの話を聞いてYooさんと同じように感じました。
内容がかなり不自然ですし、イギリスの事件なのにFBIに連絡というのもちょっと変です。

この件については書かれている以上のことはわからないのですが、例えばもしこの話が嘘なのに募金などが行われていたとすればそれは詐欺ですよね。
日本でも以前霊感商法で有名なある宗教団体が、カンボジア難民のためという名目で募金を募り、実際にはどこにも寄付をせずに事実上の詐欺行為を働いていたといういうようなことも起こっています。

この件の話とはそれてしまうのですが、最近セカンドライフではアカウントの乗っ取り騒動がありましたが、あのときも実際には違う原因で漏れたのに、フィッシングメールが原因だという間違った情報が流れていました。
またつい先日も、パスワード変更画面で答えが推測しやすい質問に答えることで他人でもパスワード変更が出来るというセキュリティ情報が流れました。
この記事にもトラックバックされている「セカンドライフウォッチ」など多くのサイトでもこの情報が流されたのですが、じつはその時には既にこの脆弱性は対策された後でした。
これも情報を受け取った時に、ちゃんと自分で正しい情報なのかを確認していれば、無駄に不安を煽るだけの記事にはならなかったはずです。
いかに多くの情報が、検証もされずにただ垂れ流しているだけかというのがよくわかる出来事でした。

セカンドライフだけに限った話ではないのですが、受けた情報の真偽を自分で確認もせず鵜呑みにして、さらにそれを拡散させてしまう人が多いというのは危惧すべき事だと思います。
Posted by 梅干し at 2007年07月01日 16:14
コメントありがとうございました。
他の人に対する配慮が足りなかった事、
今になって心苦しい限りです(><)
こちらでお返事をしようかとも思いましたが
トラックバックさせていただいて、自分の所で
改めて記事を書くことにしました。
どこか詭弁な気がする記事に思えて不安ですが(汗)
Posted by Towa at 2007年07月01日 16:18
>梅干さん
パスワード変更画面の件ですが、記事が書き出される直前の時点ではその画面にアクセスできるケースが多数存在したため、丁度記事が掲載されるのと前後して対策された形です。

書いたあとも、数人が何度か調査していたところ、調査している間に刻々とページの構成が変わっていったという具合です。

パスワード変更画面の件は、デマなどそういったことでは決してありませんので、誤解なさらずに。
Posted by Asuka Neely at 2007年07月01日 17:57
パスワード変更画面についてはデマといっているのではなく、「セカンドライフウォッチ」などのサイトではその情報が掲載された時点で既に対策されてからかなり時間が経過したあとにもかかわらず、いまだにその問題が継続中であるように書かれていた事について述べています。
私が言いたいのは事実関係をきちんと検証せずに、ただ右から左へと情報を垂れ流していることについての批判です。

べつに「セカンドライフウォッチ」だけを非難しているわけではありませんが、ちょうどこの記事にトラックバックされているので。
Posted by 梅干し at 2007年07月01日 23:21
こんばんわ。makapuさんコメント欄お借りしますね。

まず「事実関係の確認」は私も同感です。個人的にもSLのことを紹介する際には現地や作成者のかたとコンタクトを撮るように心がけています。

で、脆弱性の件ですが昨晩の時点でもアカウントによっては依然あの画面に飛んでしまったというIMを何件かいただいています。不要に不安をあおるのはよくないですが、実際に可能性があるのであればSL watch!さんがあの時点で記事にしたのも悪くはないのではないでしょうか。

こちらのコメントをお借りするのもなんですのでもしよろしければIMをいただければ in-worldで詳しくお話ししますよ。
Posted by Nock Forager at 2007年07月02日 00:19
セカンドライフウォッチに関しては、Towaさんの書かれた元記事のポイントである「事実かどうかの検証をちゃんとしているのか」についての流れで取り上げました。

Asuka Neelyさんへのレスとも重複しますが、そのセキュリティの内容うんぬんではなくて、児童誘拐話どころかセキュリティの情報でさえも検証されずに再発信されているこの現状はどうなのか、ということを問題にしたかったのです。

正しくない情報が簡単に広がっていく事こそが、セキュリティの脆弱さにも繋がるのではないでしょうか。
Posted by 梅干し at 2007年07月02日 03:36
こんにちは。
上の私のコメントで記載ミスがあることを別のところで指摘いただきました。

>こんばんわ。makapuさんコメント欄お借りしますね。

なにを見て間違えたのか、Yooさんと書くべきところを makapuさんと書いてしまっています。Yooさん、申し訳ないのですが可能であれば該当部分を修正もしくは削除いただけませんでしょうか。

お手数おかけします。
Posted by Nock Forager at 2007年07月18日 13:55
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